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隣は空席のまま…

第1章 嘘つきの魅力


「おめでとう」



この言葉が…心から言えない自分が…





情けない――――…





きっと…あの子より…




私の方が…彼を…愛していた…







負け犬が…いくら吠えても…



純白の最強防具の前には…



小石よりも…ダメージを与えられない…








「おめでとう、お幸せにね」












私も…誰かに言われたかった…




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