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隣は空席のまま…

第2章 冷めたコーヒーを…



「―――…」





マスターは、準備を進める…




「―――…修羅場すら…ない…


惨めな……終わり方でした――…」










「そう…でしたか」







「…泣けば…何か、変わったのかな?


騒げば…彼は――…考えたかな?



奥さんの…お腹の中の子供を………「お客さん…」




最後まで言わせまいと…


マスターは、私の顔を見て首を横に振る…








不倫をしていた時点で…



女として…最低なのに――…







その…言葉を口にしたら…




私は、人として…





本当に最低になってしまう所だった―――――…



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