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やっちゃんは私を信用して二人だけの旅行にも来てくれたんだ




ここで欲望の赴くままにやっちゃんを襲って、嫌われたら…




あー！でもムラムラする！



バレないように自慰行為でもするか？！



でもバレたら嫌われる！




一晩中悶々とし、いつの間にか寝ていたようだ




気がついたらやっちゃんが居なかった



慌ててやっちゃんを捜しに旅館を出た




目の前の海



朝靄の中、空気は澄んでいる



真っ白な砂浜に海を見ているやっちゃんの後ろ姿




やっちゃん！




声を掛けて駆け寄る




やっちゃんが振り返った




ゆうちゃん。おはよう。海が見たくなって。




何で此処だと分かったの？



うん。何となく。



ゆうは笑って答えた




やっちゃんが、困ったように笑う




いつも、ゆうちゃんは側に居てくれるね。




ああ、暇だからね〜。



ゆうは笑った




帰り道の電車の中で二人は肩寄せあって眠った






〈数日後〉



美和とサヨとゆうはソファに座りゆったりと出来る喫茶店に居た




ここで美和は最近ハマっているという、編み物をしている




この間、舞さんと二人っきりで映画見に行ったの！




舞がいかに素晴らしい女性なのかを目をキラキラ輝かせながら話すサヨ




ゆうはサヨが楽しそうに話すのを自分の事のように嬉しそうに聞いた




いつも舞の話を聞かされて、慣れてしまった様子の美和は黙々と編み物をしている




思い出したかのように美和が唐突に話出した




で？やっちゃんとエッチしたの？



ゆうが驚いてコーヒーを吹き出しそうになるのを堪えた



え？何で？してないよ！



うろたえながら答え、美和とサヨを順番に見た



(美和)
好きなんでしょ！だから、二人っきりで旅行行かせてあげたのに！



(サヨ)
なーんだ残念


(ゆう)
え？！バレてんの？




バレバレ！




美和とサヨは声を揃えて言った