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※未定

第4章 噂話

ぱしっと頭を叩いた乾いた音が聞こえた。


「ってーなぁ…ちょっとからかっただけじゃん〜…」


「お前のは冗談に聞こえねぇんだよ」


完全に2人だけの世界になっている華邑くんとその友達を少しだけ羨ましく思いながら本題を切り出した。


「華邑くん。昨日の謝罪も込めて、今日の放課後お茶しない?」


「……は?」


「あ〜…もしかして王子様、噂のこと知らない感じ?」


華邑くんは状況が理解できていないみたいで、華邑くんの友達は呆れた顔をしていた。

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