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青鬼の怪~あなたは、これを信じますか?~

第1章 妹からのメール

 いくら離れて暮らしているといっても、あの人も〝おばあちゃん〟だもの、今度、電話くらいはしてみようかな。
 などと、私らしくもない殊勝なことを考えたのは、やはり、今し方見たばかりの夢があまりにも禍々しかったからだ。

 翌朝、妹にその話をしたところ、大笑いされてしまった。
「なに、それ? オカルト映画でもあるまいに、そんなことがあるわけないじゃん。お姉ちゃん、昨夜、〝世にも奇妙な物語〟の録画でも見たんじゃない?」
 と、ずっと笑い転げていた。
 それもしゃくに障ったので、私はもう妹に昨夜の悪夢ついて話すことは一切止めた。

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