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僕の専属執事は10歳年上

第2章 ~富崎家の家柄~

◇角川学園(かどかわがくえん)の前◇

「……よし…!」

僕は、学校の門をくぐった。

◇角川学園1階・掲示板の前◇

「えっと、僕は1年D組か」

校内に入り、下駄箱で靴を履き替えた僕は、廊下の掲示板に貼ってあるクラス分け表を確認した。

◇角川学園4階・廊下◇

「各学年5クラスもあるんだ…。」

1年の教室がある階は、4階だった。

◇角川学園4階・1年D組◇

D組の教室に入って、黒板に貼ってある座席表を確認する。

「あった、この席だ」

教室の1番左端の列で、前から2番目の席に座った。

教室を見回すと、半分くらいの人達が集まっている。

「へぇ、結構良い眺めだな」

座ったまま、窓からの景色を見渡せれるのは良い。

その時、僕の前の席に1人の男子が座る。

「やり~、窓際の席だ♪」

男子は、僕の方へ振り返って口を開く。

「おっす、同じクラスだな!
よろしくな~♪」

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