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僕の専属執事は10歳年上

第2章 ~富崎家の家柄~

「う、うん
よろしく」

随分と、明るい人だなぁ…。

「俺、梶龍一(かじりゅういち)
そっちは?」

「僕は、富崎泉」

「泉か
俺の事は、龍一で」

僕に、手を差し出す龍一君。

「うん、龍一君」

僕は、龍一君と握手を交わす。

「そうだ!
アドレス交換しようぜ」

「良いよ」

僕達は、アドレス交換をしてチャイムが鳴るまで、お互いの事をいろいろ話した。

流石に、お母さんの仕事と金持ちって事と、家柄の事は話すわけにはいかない。

そういうわけで、普通の一軒家に住んでる事にした。

僕と同じ京橋住みで、ジークンドーを会得してる事を教えてくれた。

ジークンドーの道場を、両親が経営していて息子の龍一君は、将来の跡取りとして道場を継ぐみたいだ。

そして、担任の先生が教室に入って来る。

「これから1年間、このクラスの担任になる文月隼(ふづきしゅん)です
よろしくお願いします」

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