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僕の専属執事は10歳年上

第2章 ~富崎家の家柄~

◇富崎邸2階・泉の部屋◇

「世話焼きリーマン×家出大学生も、なかなか萌えるなぁ」

「失礼します」

部屋のドアがノックされ、ドアが開いてロークが中へ入って来た。

「ローク、どうした?」

良く見ると、ロークは両手でお盆を持っている。

「泉坊ちゃま、温かいお茶でございます」

「ありがとう」

夜、部屋でBL小説を読んでいると、ロークが温かいお茶を机の上に置いてくれた。

「坊ちゃま、明日もまた学校がありますので、そろそろ歯磨きをしてお休みになって下さい」

部屋の時計を見ると、時計の針が21時50分を指している。

「もう、こんな時間か
時間が過ぎるの、遅いようで早いね」

「はい」

歯磨きしてトイレに行ったあと、ベッドの中に潜り込んだ。

「ローク、お休み」

「坊ちゃま、お休みなさいませ」

ロークは、部屋の明かりを消して部屋を出て行った。

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