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僕の専属執事は10歳年上

第2章 ~富崎家の家柄~

「泉坊ちゃま、次は僕とデュエルお願いします」

21歳の執事の、月読玄翠(つくよみげんすい)が僕の隣に来る。

「佳乃は、私としよう~!」

20歳のメイドの、藤芳奏(ふじよしかなで)は佳乃の横に立つ。

それから少し時間が経って、茶羅の部屋のドアがノックされる。

「どうぞ~!」

茶羅が言うと、ドアが開いて1人の執事が中へ入って来た。

「亜幌(あぽろ)さん、どうしたんすか~?」

彼は22歳の執事の、爽青亜幌(そうせいあぽろ)。

「そろそろ夕食の時間だから、泉坊ちゃまとお前達を呼びに行くようにロークさんに言われたんだ」

亜幌は、僕の顔を見る。

「泉坊ちゃま
もうすぐ、夕食の時間ですので食堂へお越し下さい」

「わかった」

僕は一旦、自分の部屋へ戻ってデッキが入ったカードケースを置いて、食堂へ行って皆で夕飯を食べた。

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