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僕の専属執事は10歳年上

第3章 ~突然の前兆~

「ローク、ありがとう
おかげで、気持ちも楽になったよ!」

「それは、良かったです」

ロークのこの優しさに触れ、僕の中でロークへの好きの気持ちが更に大きくなった。

「ところで、ローク
何か用だったんじゃ?」

「そうでした!
先程、奥様からご連絡がございまして
本日の夕方頃に、富崎邸にご到着なさるそうです」

「お母さん、帰って来るんだ」

お母さんが帰って来るのって、確か3ヶ月半ぶりくらいだった筈。

「ですので、本日の夕食はシェフ達が気合入れて調理するそうです」

「それは、楽しみだな~♪」

僕は、ロークと一緒に1階の大浴場へ向かい、風呂に入って頭と体を綺麗にした。

僕とローク以外は、皇人と玄翠や亜幌が先に風呂に入っていた。

そして、数十分後にお母さんが家に帰って来る。

◇富崎邸1階・玄関ホール◇

「みんな、ただいま」

「「「「「お帰りなさいませ、奥様」」」」」

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