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僕の専属執事は10歳年上

第3章 ~突然の前兆~

僕とロークは、お母さんのそばに駆け寄る。

「お母さん、お帰りなさい」

「奥様、お帰りなさいませ」

「泉、ロークただいま
泉、入学式に一緒に行けなくてゴメンね」

入学式に一緒に行けなかった事を、お母さんは僕に申し訳なさそうに謝る。

「別に良いよ
お母さん、忙しいし
あと、入学式でロークが撮った写真見た?」

「ええ、見たわよ」

お母さんは、ロークの方を見る。

「ローク、写真ありがとう
ゴメンなさいね、私の代わりに行ってもらって」

「いえ、そんな
俺で、役に立ったのなら何よりです」

「奥様、お荷物を」

お母さん専属執事の、鳳凰零生(ほうおうれお)がお母さんが持ってる荷物を預かる。

「零生、ありがとう
私の部屋へ運んでちょうだい」

「かしこまりました」

零生は、お母さんの部屋へ向かった。

「さてと
夕食の時間まで、私も部屋へ戻るわ」

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