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僕の専属執事は10歳年上

第3章 ~突然の前兆~

「早く見つけなければ…。」

誰かが先に見つけて、ジュースと間違って飲んでしまったら大変だ…。

俺は、急いで奥様の部屋へ向かおうとすると、部屋のドアがノックされる。

「……ッ!?
泉坊ちゃま!?」

部屋のドアを開けると同時に、紅潮した顔で目を潤ませる泉坊ちゃまが倒れてきたので体を支えた。

「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…///」

「泉坊ちゃま、どうしました!?」

坊ちゃまの額に手をあてる。

「熱はない…。」

いったい……ッ!!

「坊ちゃま、もしかして…。」

泉坊ちゃまの紅潮した顔、潤む両目、息遣いの粗さ…。

「さ、さっき……お母さん、の部屋で…ハァ…1つの瓶が…ハァ…ハァ…///」

「やはり…!」

坊ちゃまは、奥様の部屋で拾った媚薬をジュースと間違って…!

「ローク、何だか…ハァ…変な気分に…ハァ…///」

「泉坊ちゃま…。」

早く、坊ちゃまを助けなければ…!

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