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僕の専属執事は10歳年上

第3章 ~突然の前兆~

「奥様?」

スマホの画面を見ると、奥様からだった。

「もしもし?」

『もしもし、ローク!
今ちょっと良いかしら!?』

通話越しだけど、奥様が何か慌ててるのがわかる。

「奥様、いったいどうなさいましたか?」

『実は、海外で開発してた特殊の媚薬の液体が入った瓶を、どうやら持って帰るのを忘れたみたいなの』

「特殊の媚薬の液体ですか?」

奥様は、BL漫画やBLゲーム以外にもBLグッズ、ゲイ向けのアダルトグッズを開発したり、ゲイ向けの薬の研究と開発したりもしている。

『えぇ…。
オレンジ色の液体で、オレンジジュースの匂いと味がする特殊な媚薬よ…。』

「その媚薬が入った瓶を、見つければ良いのですね?」

『そうよ
誰かに拾われる前に、今から私の部屋へ行って探して保管しててほしいのよ』

「わかりました
では、今から奥様の部屋へ行って探します」

奥様との通話が終了した。

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