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僕の専属執事は10歳年上

第4章 ~結ばれる恋~

◇富崎邸2階・ロークの部屋◇

-ローク視点-

俺は、泉坊ちゃまをベッドの上に置いて、奥様に電話をかけて事情を説明した。

『泉が…!?』

「はい…。
ですので、媚薬の効果が切れるのを待つか症状を消すの2択しか…。」

でも、症状をすぐに消す薬もないだろうし、そんな方法もないだろう…。

『媚薬の症状を消す方法なら、1つだけあるんだけど…。』

「あるんですか!?」

『え、えぇ…。』

しかし、奥様の言葉はどこか歯切れが悪かった。

「奥様?」

『ローク、よく聞いてちょうだい』

「はい!」

俺は、奥様の言葉を一語一句聞き逃さないため、耳に酋長力を集める。

『オレンジ媚薬の症状を消す方法は、対象者と1つになって、体液を注入して中和するしかないの…。』

「それ以外の方法は、現段階ではないんですね…?」

『えぇ…。』

「うーん…。」

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