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僕の専属執事は10歳年上

第4章 ~結ばれる恋~

奥様から、媚薬の症状除去の方法を聞き、少し考え込む。

『しかも、同性なら誰でも良いってわけじゃないの…。』

「え!?」

誰でも良いわけじゃないって、どういう事だ…?

『対象者が、もっとも信頼してて好感がある人物じゃないと、同性でも症状除去できないのよ…。』

「つまり…。
泉坊ちゃまが、もっとも信頼してて好感をもってる人物と1つになって、注入をすれば良いのですね?」

『そうよ…。』

俺は、覚悟を決めた。

「奥様
その役目、俺が引き受けます」

『ローク?』

泉坊ちゃまにとって、もっとも信頼して好感もってる同性の人物は、きっと俺だ。

自身がないわけじゃないけど、坊ちゃまの世話を10年間ずっとしてきた執事としての気持ちと勘だ。

『でも、ローク
あなた、ノンケじゃないの…?
いくら、泉の専属執事でも…。』

奥様は、俺の決断に戸惑っていた。

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