テキストサイズ

僕の専属執事は10歳年上

第4章 ~結ばれる恋~

-ローク視点-

「どうだ?
新しい家の住み心地は」

泉坊ちゃまが駅へ向かったあと、俺は2人に新居の住み心地について聞く。

「はい、めちゃ住みやすいですよ!」

「自然に囲まれて、のびのび出来ますし」

「やっぱり、あの家を選んで正解だったな」

わざわざ、田舎の方を選んだ理由は、自然だらけでのびのび出来るってのもある。

あとは、奥様や富崎家の手が及ばない範囲であるため。

坊ちゃまも、了承してくれてる。

「あとは、まだ残ってる荷物を送るだけだな」

数日毎に、俺と坊ちゃまの私物などをダンボール箱に詰めて、新居の方に送っている。

「しかし、本当に良かったんすかね?
次期社長という地位を棄ててまで、俺達と一緒に暮らす事を選んで」

「まあ、それが泉坊ちゃまの意志なんだろ」

茶羅の疑問に、所太郎が応えた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ