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僕の専属執事は10歳年上

第4章 ~結ばれる恋~

そんな変わらない毎日を過ごし続け、月日が流れて卒業式の日を迎えた。

◇富崎邸2階・泉の部屋◇

卒業式後、僕は龍一君と創君とカラオケに行って、いっぱい歌った。

「ふぅ…。」

「泉坊ちゃま、大分お疲れのようですね」

「友達らと、いっぱい楽しんだからね~」

さてと、明日はいよいよ…。

「明日は、僕の婚約者になる女性との顔合わせか…。」

「泉坊ちゃま
気乗りしないのはわかりますが、その場だけは我慢して下さい」

「うん」

明日、婚約者となる女性と顔合わせしたあと、僕とロークはお母さんに話すつもりだ。

婚約者の女性と結婚する気はない事、僕達が付き合っている事。

次期社長の地位を、棄ててまでロークと人生を共にしたい事。

「ローク、明日の新幹線の券の用意は?」

「もちろん、出来ていますよ」

翌日、いよいよ婚約者の女性との顔合わせの時がやってきた。

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