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風俗課に配属されました

第33章 出張の同伴~深夜に♡♡♡後編~

事を終えた瑞樹さんは
今の自分の心境を綴りたいらしく
一目散にパソコンと向き合った。

後戯が無かったことに落胆はしなかった。

『狂おしいほど愛してしまった。
引き返せないほどに……』

スクリーンにはそう綴られていたから。

「あッ……若菜居たのか」

背後からパソコンを覗き込んでいた
私の存在に気付かないほど
瑞樹さんは集中して文章を作成していた。

「瑞樹さん……私も同じだよ。瑞樹さんを
愛してるし引き返したくない」

瑞樹さんの背中に顔を埋め
腰に両手を回した。

自分とは縁遠いと思っていた不倫に
自ら足を踏み入れた瞬間だった。

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