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風俗課に配属されました

第35章 史上最低の同僚 前編

「若菜ちゃんッ!ちょっと待ったぁッ!」

帰り際の私を理佳さんが引き留める。

「ごめんなさいッ。約束がッ」

一分一秒でも早く瑞樹さんに会いたいのに。

不倫だから……時間が限られている。

「5分だけだから。紹介したい人が居るの」

……ん?

理佳さんの背後に男性が……誰?

「明日付で風俗課に異動になる五十嵐歩くん
です。言わずと知れた【HONJOH GROUP】の
影のモテ男でーすッ」

あ……この人が社内公募で受かったんだ。

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