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風俗課に配属されました

第35章 史上最低の同僚 前編

瑞樹さんとの待ち合わせ場所は
職場から二駅離れた
高級料亭風の居酒屋。

個室では既に瑞樹さんが待っていた。

「ハァ……お疲れ様ですッ……すみませんッ
お待たせしちゃってッ……ハァ……ハァ……」

下車してからここまで猛ダッシュ。

「急がなくても良かったのに」

息を切らせながら瑞樹さんの正面に座る。

「ハァ……だって……早く……ハァ……ハァ
早く会いたかったから……」

素直にそう言える。

「嬉しいな。若菜にいっぱい想われてる
みたいで」
「みたいじゃなくて、そうなんですッ」

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