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風俗課に配属されました

第40章 南瑞樹の秘密事情①

風呂から出た俺の視界に入ってきたのは
ソファーでくつろぎながら
テレビを観ている妻の姿。

「子供たちは?」
「一人をおいて眠っちゃってる」
「そっか」

未だ起き続けている子供というのは……

一先ず妻の横に腰掛ける。

「お風呂上がりのビールは?」

俺は膨れっ面をして首を横に振り続ける。

「瑞くんは何を飲みたいのかな?」

妻は俺を「瑞くん」と優しく呼び
頭を柔らかく撫でる。

「ママのおっぱいがのみたいでちゅ」

未だ起き続けている子供とは
俺のことである。

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