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☆時計じかけのアンブレラ☆

第14章 虹

そんなわけで、斗真とテレビ局の近くのご飯屋さんに入った。

「ニノなんで俺に連絡先教えてくれねぇの〜」
「え〜…だって。。
潤くんと仲いいんだから、何かあったら潤くんに言ってよ」
「潤を通さなきゃいけないの(笑)?」
「そうなの。事務所からそう言われてるから(笑)」
「俺も同じ事務所なんだけど(笑)」


「そういえば斗真の映画さ、潤くんの映画と被ってるんだよな〜」
斗真の質問を軽くあしらって(笑)、違う話題を切り出した。

「そうなんだよ。俺もびっくりだったわ、最初聞いたとき」
「時期も一緒だしね。で、また来年映画やるんだ?」
「ニノもじゃん?先輩と」
「…その勝負、『受けて立つ!』」
「…『アリエールでしょ!』
…って何の勝負だよ?なんなんだよ、このくだり…」
斗真は俺のドヤ顔に苦笑いを浮かべた。


そんな他愛もない話をして。2時間くらい。

♪〜
そろそろ帰ろうかな、なんて思っていたら俺のスマホが鳴った。

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