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☆時計じかけのアンブレラ☆

第15章 花

side N

「だから、嵐としてデビューできて、かずと付き合えて、順序は逆になっちゃったかもしれないけど、赤ちゃんができて……。
俺はかずと一緒になれたら幸せだよ」

潤くんの言葉が、一言一言俺の胸に刻まれてく…。

「……良かったぁぁ」
安心したら涙が溢れてきた。

そんな俺を潤くんは優しく抱きしめてくれた。

どこまでも優しいなあ。

微力だけど、俺が潤くんを支えていかなきゃ。



「じゃあ、夕飯の続き作りますか!」
そう言ってキッチンに立った潤くん。

「ごめんね。結局、俺何もしてない…」
「いいの、いいの。かずが作ろうとしてくれたってことだけで嬉しい」

細やかな愛を感じた。

「今度は俺に作らせてね」
「楽しみにしてる(笑)」

潤くんを好きになったのは間違いじゃなかった。

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