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☆時計じかけのアンブレラ☆

第15章 花

side N

そのまま潤くんを食べようかと思ったんだけど、ドラマが途中だったから終わるまで待たされた(笑)。

「今日が出産前最後かな」
「そうだね…」
「そんな寂しそうな顔しないでよ」
「してねーよっ////」
シュンとした顔をしたかと思えば、今度は口を尖らせて、コロコロ表情を変える潤くん…。かわいいなぁ。

「かず」
「潤くん……」
名前を呼んだのを合図に、ベッドにゆっくり横たわらせる。

「…ん…」
唇を重ね、薄く開いた唇の隙間に舌を捩じ込む。

「んんっ、」
途中、潤くんは苦しくなったのか唇を外した。

「はぁっ…。かず、今日は…いっぱい愛してね」

「潤くん、それズルい。優しく出来なくなる…」

「ふふっ。優しくしなくてもいいよ?」

それって激しくしてほしいってこと…?

「…変態…」
「…違う」
「何が違うんだよ」
そう言ってパジャマを開(はだ)けさせ、首元に赤い花を咲かせる。

胸の突起に吸い付けば、
「…んぁっ」
潤くんの声はすぐに甘い声に変わる。

「ぁあっ…、ャあっ」
尖って固くなった先を舌で転がし、わざと音を立てて吸い上げた。

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