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☆時計じかけのアンブレラ☆

第15章 花

かずやっぱ演技上手いよな〜。首を傾けて相手を睨みつけるシーンとかさ。目が怖ぇーもん。

それにしても医療ドラマって大変そう……。

専門用語が飛び交うし、手術シーンなんて何時間にも及ぶって言うし…。

外科結びっていう糸をくくる作業も相当練習したんだろうなあ。。


ストーリーも終盤。

かずがお風呂から出てきて、濡れた髪を拭きながら俺の隣に腰掛けた。
「かず、カッコいいねっ!すげー引き込まれちゃった」
「そう?」
「てか、渡海先生って『オペ室の悪魔』って言われてるだけあって、ほんと悪魔だね」
「そうなのよ。いかに自分のブラックな部分を出すか、だよね」
「…かず、攻めのときいつもSっぽいけどね」
「どんな風に?」
「…なんかこう急にスイッチが入って…」
「こんな感じ?」
そう言って、かずは左手で俺の頬に触れると唇を重ねた。

「…んっ、ん」
「潤くん、かわいい」
「〜〜〜っ」


かずは、悪魔じゃなくて小悪魔です……。

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