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☆時計じかけのアンブレラ☆

第16章 Be with you

side M

「わかんないほど気持ちいいの?」

「ん」
かずはコクッと頷くと儚げに微笑った。

その顔があまりにも綺麗で…、かずのナカの俺自身が質量を増す。


「かず…、愛してる」

「俺も愛してる……、潤くん」


何度、愛の言葉を囁いても足りないくらい、俺はかずのことが好きだよ。


かずの喘ぎ声と恍惚とした表情に煽られて、最奥に腰を打ちつけた。

「あッ…じゅ、くんっ…も、イクッ…イッちゃうっ……ャああぁっ」

「かずっ、俺もっ……」

二人ほぼ同時に絶頂を迎えた―――。




「おっかしいなあ?俺が攻めてたはずなんだけど」
かずが呼吸を落ち着かせながらそう呟く。

「ごめん。…かずに欲情した(笑)」
「はははっ。まあ、作戦ですけどね」
「え、そうなの?」
「久しぶりだから……潤くんに愛されたかった」
「…かず、かわいい」
「へへっ」
はにかんだかずをぎゅっと抱きしめた。


―――そのとき。
「…ォギャーッ」
と、ひよりのぐずり泣く声…。

「あー、はいはいっ」
2人で苦笑いを浮かべた。

まったりと出来るのは当分先になりそうです(笑)。

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