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☆時計じかけのアンブレラ☆

第17章 同じ空の下で

「それはちょっと申し訳ないよね」

俺がドヤ顔で答えると、潤くんは「はぁ…」と溜め息をつき、こう言った。

「もうちょっとファッションに興味持ったら?ほら、『嵐ツボ』でゲッターズ飯田さんも言ってたじゃん?イメチェンしたらどうですかって」

「えー!俺がおしゃれになったら『何があったの!?』って皆ドン引きでしょうよっ」

潤くんが、
「運気アップするんじゃない?」
と、新春『嵐ツボ』の恒例、2019年の運勢の結果を引き合いに出して言うから、

俺はお返しとばかりに
「じゃあそう言う潤くんはマラソンだね」
と反撃した。

すると、
「ヤダよぉー。やりたくねーよぉ」
と項垂れる潤くん。

「じゃあ2人仲良く3位4位のままでいいよね?」
「…しょうがねーなあ(笑)」
「あ、そこはいいのね?(笑)」

2人で現状維持ということに落ち着いた。

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