
☆時計じかけのアンブレラ☆
第17章 同じ空の下で
父親としての自覚が芽生えてきたのは、ひよちゃんが生まれて数ヵ月後かな。
あれだけ子どもは苦手だったけど、やっぱり自分の子は可愛い(笑)。
ミルクあげたり、オムツ換えたり、一緒にお風呂入ったり。
一応、父親らしいことちゃんとしてるでしょ?
去年、『検察側の罪人』が公開された頃かな。
仕事が立て込んでて、家に帰ってもひよちゃんの寝顔を見るだけってときが2・3日続いたの。
そのあと、起きてるひよちゃんに会ったらさ、『この人誰!?』って具合に大泣きされたわけ。。
あれはショックだったよ。
あー、数日会ってないだけで忘れられちゃうんだ…って。お父さん、悲しかったよ(笑)。
