BOYチェンジGIRL~僕が変わればSEXも変わる~
第9章 過去と本音
和彦「…実は…父親が亡くなって」
明「お父さんが…」
和彦「いきなりだったからバタバタして
会社に迷惑がかかるし家庭教師の仕事は
辞めたんです」
明「そうだったんですか…」
家庭教師を辞めた理由は一身上の都合で
辞めたのは自分のせいかもと
そう思っていたから
少し安心した
母「色々大変でしたね」
和彦「いえ、もう大分落ち着きましたし
これから仕事探さないと…」
母「家庭教師の仕事に戻らないんですか
先生人気あるのに」
和彦「もう他に代わりの人が入ってるし
そう簡単には戻れないですよ」
母「難しいですね…」
明「…」
和彦「でも出来る限り家庭教師の仕事は
続けていくつもりなので、その時はまた
よろしくお願いします」
明「…あ」
挨拶をし終え帰ろうとする和彦
この前の事、ちゃんと説明したかった
このまま別れるなんて
したくなかった
誤解されたままなんて絶対
絶対、嫌だった