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明「…誰もいない」


屋上に来たが誰の姿もない
もちろんスマホも


明「何だよ、呼び出しといて…」


帰ろうとしたが
念の為、一周見て回る事に

すると…


明「…あっ」

男子「…」


一人の男子を見つけた
横になり本で顔を隠していたから
顔は確認出来なかったが胸元の開いた服
派手な髪色に
派手なアクセサリー

あまり近寄りたくない
相手だった


明「まさかこいつが…！？」


よく見ると男子の胸ポケットにスマホが
自分のスマホか確認しようと
顔を近づけた時…


明「もう少…し…」

男子「寝てる男を襲うなんてもしかして
欲求不満？」

明「えっ？あ、違っ…」


寝てると思ったが
タイミング悪く起きてしまった
状況的にそう思われても仕方ないかもし
れない

だけど彼、実は…


男子「…」

明「お前あの時…」

男子「やっぱりお前だったか」

明「…」