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和彦「やっぱり日を改めて」

明「先生」

和彦「はいっ」

明「母から聞きました、この映画、先生
すごく楽しみにしてたって」

和彦「あ、まぁ…」

明「母なら大丈夫ですから気にしないで
見てください」

和彦「…」

明「じゃあ俺はこれで…」

和彦「あ…」

明「…」


チケットは届けたし
外は暑いから早く帰ろうとした明

だけど一人で見るのが心苦しかったのか
和彦はある提案を持ち掛けた
それは…


和彦「待ってください」

明「はい？」

和彦「良ければ一緒に見ませんか？映画
中は涼しいですよ」

明「でもこの映画、あんまり…」

和彦「冷たい飲み物でもご馳走しますか
ら、さっ行きましょう」

明「あ…」