BOYチェンジGIRL~僕が変わればSEXも変わる~
第16章 雨の日のさよらな
和彦「明さん…」
明「あ…」
怖いわけではないが
思わず後ずさりしてしまった
だけど和彦には明が恐怖を感じ拒絶した
と思ったようだった
思惑通り…
和彦「…僕が怖いですか…」
明「ちが、っ…」
和彦「いいんです、中途半端でいるより
嫌われた方がいい…」
明「先生!!」
自分の事を好きになり苦しんでいる和彦
でも今の自分は自分ではない
偽りの自分で…
明「俺…っ、は…本当は…」
和彦「明さん?」
明「っう…」
言わなければいけない
本当の事を…
本当の事を知れば気持ちも冷めるはず
好きになった人が女ではなく
男だと知れば…
明「…俺…は…俺は…」
和彦「…」
明「…っ、本当は…男…なんです…」
和彦「おと…こ…」
明「…」
和彦「男って、でも…」
明「…今は女だけど男なんです…俺の父
発明家で毎日、色々な研究とかしてて…
その中に…女になる薬があって…」
和彦「…」
明「ある時、それを誤って飲んじゃって
それからずっと…」
和彦「もういいです…もう…」
明「先生…」