BOYチェンジGIRL~僕が変わればSEXも変わる~
第16章 雨の日のさよらな
和彦「…すいません…」
明「…」
和彦「こんな事言われても困りますよね
でも…っ…」
明「…あッ!?」
和彦「忘れなきゃって思うのに忘れられ
ない…あの日の光景が脳裏に焼き付いて
離れない…ずっと、ずっと…」
明「せ…っ…」
和彦「思い出しては夜、一人で…」
明「…」
恐怖を与えるように
和彦は明の腕を掴み言葉を続けた
わざと嫌われるように軽蔑されるように
悪者を演じて
明「先生…っ…」
和彦「軽蔑してください、気持ち悪いっ
て思ってください、こんな自分最低です
こんな自分…」
明「そんな事、!?」
和彦「今だって僕は…僕は…」
明「!?」
濡れた前髪から覗く冷たい眼差し
その視線の先には…
和彦「明さんをそういう目で見てるんで
す…いやらしい目で…」
明「っ…」
雨に濡れて透ける明の肌が映っていた