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明「母さん、和彦さんの事気に入ってた
し許してくれるよね？」

母「そんなの決まってるじゃない」

明「良かった」

母「許すわけないでしょう」

明「は！？」

和彦「…」


予想外の反応だった
母は許してくれると思ったのに
反対され、しかも笑顔で反対されたから
逆に怖い…


明「な、何で！？母さん、和彦さんの事
気に入ってたじゃん！！」

母「それとこれでは話が別よ」

明「一緒だって」

母「とにかくダメなものはダ・メ、第一
明ちゃん男じゃない」

明「それは…わかってるよ！！」

母「先生はその事知ってるの？もちろん
知ってるわよね？」

和彦「承知してます、仮に男に戻っても
受け入れる」

母「とか言って、また逃げ出したりする
んじゃないですか？」

明「母さん！！」

和彦「…」


痛いとこを突いてくる
和彦は過去に明から逃げ出した
明から聞かされた現実を受け入れられず
逃げたのだ


母「で、どうなんですか？」

明「…和彦さん」

和彦「…」