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母「はいっ完成、出来たわよ」

明「…ありがとう」


今日は日曜日
和彦とデートする日だ

先日買った下着、服と靴に身を包み髪も
いつもは無造作に下ろしていたが
左側に寄せてピン留め

ナチュラルな感じを残しつつも
首筋、うなじを見せて
大人っぽく


母「お泊まりしてもいいからね」

明「無理だって、泊まりなんて和彦さん
が許すわけないもん」

母「私まだ帰りたくない、って言うのよ
上目遣いでね」

明「そんな事言ったって…」

母「念の為、これ渡しとくから」

明「何？」

母「コンドーム」

明「いっ、いらないよっ！！」

母「ダメよ、お互いの為に避妊しないと
持って行きなさい」

明「うぅ…」


コンドーム
こんなの見られたら
する気満々、期待してるみたいだ

だけど母が言うように避妊は大事な事
和彦も持ってるとは思うが
備えあればだ


母「行ってらっしゃい、頑張ってね」

明「…行ってきます」


仕方なく鞄に底にコンドームをしまうと
明は和彦との待ち合わせ場所へ
ゆっくり向かった


明「…」