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芳恵「ここでいいわ、ありがとう」

和彦「駅まで送るって」

芳恵「和彦、私より明さんを大事にして
あげなさい」

明「えっ」

芳恵「名前、明さんよね？」

明「明です！！」


会ってからずっと名前ではなく
彼女さんと呼ばれていた

自己紹介はしていた
もしかして認められていない？
そう思い少し不安だったが最後は名前で
呼んでくれた


認めてくれたと
そう思ってもいいのかな？


芳恵「明さん、和彦の事よろしくお願い
します」

明「はいっ！！」


最後は笑顔で別れ顔合わせは
これで終わった


和彦「今日はありがとう」

明「ううん、俺も和彦さんのお母さんに
会えて嬉しかった」

和彦「色々心配かけたし、これで少しは
安心してくれたと思うけど…」

明「…」

和彦「せっかくだし、どこか」

明「和彦さん」

和彦「？」

明「和彦さんは将来、自分の子供欲しい
って思います？」

和彦「子供、ですか…」

明「…」