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和彦「高校、卒業したら一緒に暮らしま
せんか」

明「それって…」

和彦「単純に一緒にいる時間を増やした
くて、ダメですか？」

明「ダメじゃない！！すごく嬉しいです
本当に」

和彦「結婚とか子供とか問題は色々ある
けど形にはこだわらず僕達は僕達らしく
過ごしていきましょう」

明「はいっ！！」

和彦「(笑)」


結婚とか子供とか色々…

先の事を考えると問題は山積みだった
だけど自分達は自分らしく
過ごしていこう

その結論に至った


現実逃避と言われればそうかもしれない
だけど今は二人でいる時間を
大切にしたい

それだけだった


母「明ちゃん、今夜は先生の家にお泊ま
りだし、ご飯どうしよう…」


夕飯はいつも悩む
二人分だし特に栄養面は大事
飽きさせないよう毎日に工夫している

だけど今夜みたいに
一人だと…


母「今夜はカップめんかな…」


一人の時はカップめんで済ませる事も
カップめんを物色しようと
台所へ向かった

その時…


母「誰、明ちゃん？」


近づいて来る足音
てっきり明が戻ったと思ったが
そこにいたのは久しぶりに数カ月ぶりに
見る顔


母「お父さん！？」

父「やっぱり我が家が一番だな」


夫の姿があった