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明「あの…さ…」

久志「…」

明「彼女良かったの？本当に…」

久志「…」

明「でも普通の銭湯だと思って入ったら
あんな秘密があったなんて本当ビックリ
したよ」

久志「…」

明「ああ、だから…」

久志「…」


何を言っても
何を話しても反応なし
無視され続けさすがに我慢の限界

助けてもらった恩を忘れて
思わず…


明「ったく、言いたい事があるなら早く
言えよ、男のくせに…」

久志「…は」

明「は、じゃねえよ、人が話してるのに
ずっと無視して感じ悪いんだよ」

久志「…じゃあ言うよ」

明「ああ言えよ」

久志「お前見てるとムカッいてイラっく
んだよ」

明「はぁ？何だよ、逆ギレか？」

久志「会う時はいつも男に襲われそうに
なってるし」

明「あ、それは…」

久志「あんな顔…他の男に見せんなよ…
だからいつも襲われるんだよ…」

明「あんな顔って…」

久志「…」