BOYチェンジGIRL~僕が変わればSEXも変わる~
第32章 番外編 久志の第一歩
久志「お疲れ様でした、お先です」
高校を中退し職人として働き始めて半年
仕事にも慣れ充実した日々を
送っていた
表向きは…
久志「…ただいま…」
真っ暗な部屋、部屋には誰もいない
誰も出迎えてはくれない…
久志「…」
倒れ込むように玄関に座り込むと
久志は膝を抱えゆっくり
目を閉じた…
明『久志、何してんだよ、ご飯出来てる
から一緒に食べようぜ』
久志「…」
明『母さんが久志の為にいっぱい作って
くれたから、いっぱい食えよ』
久志「…」
明『久志?おーいっ!!』
久志「明…っ」
目を開けると目の前は暗い自分の部屋で
心地よい夢の中から冷たい現実へ
一気に引き戻された
冷たくて自分以外は誰もいない
一人ぼっちの世界に…
久志「…何やってんだよ…俺は…っ」