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母「はい、終わり」

久志「…ありがとうございます」

母「今お茶入れるわね」

久志「でも俺、もう帰りますから…」

母「少しくらいいいでしょう？付き合っ
てよ」

久志「…」


帰るタイミングを失い
少しだけ明の母と話しをする事に…


母「仕事はどう？」

久志「…まあまあ…ですかね…」

母「彼女は？」

久志「彼女、そうですね…」

母「久志君、イケメンだから彼女くらい
すぐ出来るわよね」

久志「…」


言えない、言えるわけない

明をあなたの息子さんを好きになり今も
その気持ちを断ち切れないでいる
そんな悲しい事…

言えるわけがなかった…


久志「…」

母「久志君？」

久志「あ、えっと…」

母「忘れられない？明ちゃんの事」

久志「！？」

母「私が気づいてないとでも思ったの？
バレバレよ(笑)」

久志「…すいません…」

母「(笑)」