BOYチェンジGIRL~僕が変わればSEXも変わる~
第34章 直倫の企み
明「俺帰ります」
直倫「何も喋らなくていいから、お願い
いてくれるだけでいいから…」
明「無理っ!!そんな無理だから」
直倫「明さん…」
明「…」
どんなにお願いされても
このまま、この場に残る気はない
久志が来る前に早く立ち去ろうとしたが
間に合わず直倫の家に
久志が…
明「!?」
久志「兄貴?入るよ」
明「ヤバい、隠れなきゃ…」
直倫「あ…」
明「俺がいる事、内緒ですよ!!」
直倫「ぅんっ…」
明「…」
やましい事はない
ないが帰るタイミングを失い
逃げるように自室の部屋へ隠れた明
入れ違い、タッチの差で
久志が入って来た
久志「あれっ明は?もう帰ったの?」
直倫「うん、まあ、ね…」
久志「そっか…」
明「…」
聞かないように
聞き耳を立てないようにするが
壁越しに二人の会話が聞こえてきてしま
った
直倫「コーヒーでいい?」
久志「ありがとう」
顔は見えなかったが
声を聞く限り久志は緊張していた
兄弟とはいえ何ヶ月、何年ぶりの再会は
緊張するようだ
久志「…」
直倫「久志、大事な話しがあるんだけど
聞いてくれるか」
久志「あ、ぅんっ…」
明「…」