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和彦「改めて斎藤和彦です」

明「あ、二階堂明です、よろしくお願い
します」

和彦「よろしく」

明「…」

和彦「じゃあまずは数学から始めようか
教科書とノート出して」

明「教科書とノートですね」

和彦「…」


変装はしていたが
バレるかと冷や冷やしながら
和彦の横に座りまず数学の勉強を始めた


とはいえ勉強は間に合っていた
久志のおかげで…


和彦「…」

明「どうかしました？」

和彦「このノート書いたの、君？」

明「いえ、友達がくれるコピーを丸写し
したんですけど」

和彦「その友達、すごいね」

明「えっ？」

和彦「数式や解き方の要点が解りやすく
見やすく書いてある」

明「言われてみればそうですね」

和彦「ノートの方が見やすいから今日は
ノート使おうか」

明「はい」