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和彦「そう、そこは…」

明「あ、そっか」

和彦「この要点だけ忘れなければ大丈夫
他の問題でも応用出来るからね」

明「わかりました」

和彦「…」

明「先生？」

和彦「あ、じゃあ次は…」


♪～（アラームが鳴る音）


和彦「切りもいいですし今日は終わりに
しましょうか」

明「ありがとうございました」

和彦「お疲れ様でした」


こうして
初日は無事に終了した
一階に降りるとカレーの匂いが
どうやら夕飯の準備をしているようだが
いつもと量が…


母「明ちゃん、勉強終わったの？」

明「うん」

和彦「お邪魔しました」

母「先生、宜しければ夕飯食べていきま
せん？」

和彦「えっ？」

明「母さん！！何言い出すんだよ」

母「カレー嫌いですか？」

和彦「好きですけど…でもご家族の方に
ご迷惑じゃ…」

母「大丈夫です、夫は今、出張中ですし
女二人だけだと何かと物騒じゃないです
か、先生さえ良ければ」

和彦「…じゃあ…お言葉に甘えて」

母「すぐ準備しますね」

明「…」