BOYチェンジGIRL~僕が変わればSEXも変わる~
第36章 明のモテ期
和彦「明さん?」
明「えっ」
和彦「どうかしました?」
明「あ、ううん、なんでもないです」
和彦「…」
火傷やタバコの痕
これらは明らかに虐待の痕だった
傷は薄くなっていたが和彦の心には今も
癒えぬ深い傷が残ってるはず
見なかった事にしよう
何も見てない
明「流しますね」
和彦「…ありがとうございます」
明「…」
今はそれが一番、最善だった
明「体冷えちゃうんで早くお風呂入りま
しょう」
和彦「…そうですね…」
明「…」
狭い浴槽に
二人並んで入った
触れないよう体を小さくし
何も言わず無言でお湯に浸かっていた
何分、何十分もの間
無言で…
明「熱い…のぼせそう…」
和彦「…」
明「…」
和彦「さっきの続きですけど…」
明「さっき?」
和彦「子供の件です…」
明「あ…その事ならもういいです…もう
しませんから…」
和彦「…」
明「先、上がりますね」
和彦「待って」
明「!?」