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久志「お勘定お願いします」

店長「ありがとう、８００円ね」

久志「…」


勘定を終え帰ろうとした時
ダンボールを抱えた女性が入って来た


女性「忙しい時間にすいません、野菜の
配達に来ました」

店長「ご苦労様、こっちお願い」

女性「はい、よいしょっと」

久志「どうぞ」

女性「あっ、ありがとうございます」

久志「…」


入れ違いに入って来た為
何気なくドアを開けてあげた久志

シャツにGパン、帽子を目深に被り顔は
よく見えなかったが綺麗な女性
良い匂いがした


店長「お父さん、どうしたの」

女性「ちょっと腰やっちゃって、それで
代わりに私が」

店長「大変だね、何か食べてく？」

女性「ありがとうございます、でもまだ
配達があるんで」

店長「そっか、頑張って」

女性「はいっ、じゃあ失礼します」

久志「…」