BOYチェンジGIRL~僕が変わればSEXも変わる~
第7章 試着室ではお静かに
明「えっと…」
和彦「…」
問題を解きながら
髪の毛を束ね片側に寄せた
何気ない行動だったが髪を寄せた事で
隠れていたあるものが
顕わになり…
和彦「…っ!?」
明「うぅ、これをこうして…」
髪で隠れていたもの
それは昨日、久志が付けたキス痕
キスマークだった
場所は首の真横
自分で付けれる場所ではない
明らかに誰かが付けたものと思われた
和彦「…」
『キスマーク』
それが何を意味するか
大人の和彦には十分、理解出来た
明「出来た、先生出来ました」
和彦「明さん…」
明「はい」
和彦「明さんは今、お付き合いしてる人
はいるんですか」
明「えっ、急にどうしたんですか」
和彦「答えて下さい」
明「…えっと」
いつも真面目な和彦
勉強中、世間話はほとんどしない
だから突然、色恋の話しをされ驚いたが
正直に答えた
明「付き合ってる人はいません…」
和彦「本当ですか」
明「本当です、産まれてから一度も恋人
が出来た事ありませんから…」
和彦「一度も…」
明「一度もありません!!何度も言わせ
ないで下さい、恥ずかしい…」
和彦「…」