喫茶くろねこ
第2章 マスターくろねこ
先代マスターの娘さんは50代の主婦。黒猫マスターの言葉(テレパシーによる人語)は、半分ぐらいまで聞きとれるそうだ。
大の猫好きで、家では白黒のブチ猫と茶トラの2匹を飼っているらしい。2匹もたまにこの喫茶店に連れて来られることがあり、その為「猫カフェ」的な人気もあるらしい、が、この喫茶くろねこの一番の売りは、マスターによる占いだという。
テレパシーによる人語が操れるようになった時、同時に占いの能力も手に入れたらしく、意外と当たるらしい。
テレパシーが使えて、未来予知まで出来るだなんて、ほとんど化け猫じゃねーか。
『化け猫とは失礼な…お前、意外と口が悪いナ』
喋ってませんけど?!
勝手に脳内を読んでおいて、それに文句つけるの、止めてもらえませんかね?!
『お前がわかりやすく思考を垂れ流すのが悪い』
ぶー…。
『まぁ、でも、私のテレパシーを読み取れる人間が通訳してくれないことには、占いをしても伝えることが出来ないからな。ここのアルバイトは全員、私のテレパシーが読み取れる人間ばかりだが、お前は特に受信感度が高い。送信もいい。バイト代をはずむぞ。なんせ出来高制だからな』
大の猫好きで、家では白黒のブチ猫と茶トラの2匹を飼っているらしい。2匹もたまにこの喫茶店に連れて来られることがあり、その為「猫カフェ」的な人気もあるらしい、が、この喫茶くろねこの一番の売りは、マスターによる占いだという。
テレパシーによる人語が操れるようになった時、同時に占いの能力も手に入れたらしく、意外と当たるらしい。
テレパシーが使えて、未来予知まで出来るだなんて、ほとんど化け猫じゃねーか。
『化け猫とは失礼な…お前、意外と口が悪いナ』
喋ってませんけど?!
勝手に脳内を読んでおいて、それに文句つけるの、止めてもらえませんかね?!
『お前がわかりやすく思考を垂れ流すのが悪い』
ぶー…。
『まぁ、でも、私のテレパシーを読み取れる人間が通訳してくれないことには、占いをしても伝えることが出来ないからな。ここのアルバイトは全員、私のテレパシーが読み取れる人間ばかりだが、お前は特に受信感度が高い。送信もいい。バイト代をはずむぞ。なんせ出来高制だからな』