喫茶くろねこ
第4章 内見(ないけん)
ニコルスに連れられ、一度店の外へ出る。店の裏側から外階段を使って2階へと上がる。
「ヘヤ、ココネ~」
ドアを開けながらニコルスが教えてくれる。
ニコルスの後に続いて中へ入ると、一人暮らしには十分な広さのワンルームだった。道路に面した側にオシャレな木製の格子の出窓があり、レースのカーテンがかかっている。
あれっ?
でも、なんか…喫茶店の真上にある部屋にしては若干狭いような…
『半分は、私と他の猫達の部屋だ』
うぉおっ!?
び、ビックリしたぁ~。
…そーか、これが噂の遠隔テレパシー…。
『遠隔というほど離れてはおらぬではないか。同じ建物の1階と2階だ』
マスター、お見通し過ぎて怖い…。て言うか、マスターと他の…猫達??
『…お客が来た。ニコルス、あとは頼んだ』
……。
声は聞き取れなかったが、ニコルスの口元が僅かに動いたのがわかった。恐らく、オーナーに返事をしたのだろう。
とりあえず、部屋を見渡す。
「ココガバスルーム」「コレ、クローゼット」
ドアを開けながらニコルスがあちこち紹介してくれる。
お風呂とトイレは3点ユニットバスだった。
キッチンコーナーは小さなシンクがあるぐらいでガス栓がない。まぁ、3食賄いつきならコンロはいらないかな。電子レンジぐらいは置くか。
「ヘヤ、ココネ~」
ドアを開けながらニコルスが教えてくれる。
ニコルスの後に続いて中へ入ると、一人暮らしには十分な広さのワンルームだった。道路に面した側にオシャレな木製の格子の出窓があり、レースのカーテンがかかっている。
あれっ?
でも、なんか…喫茶店の真上にある部屋にしては若干狭いような…
『半分は、私と他の猫達の部屋だ』
うぉおっ!?
び、ビックリしたぁ~。
…そーか、これが噂の遠隔テレパシー…。
『遠隔というほど離れてはおらぬではないか。同じ建物の1階と2階だ』
マスター、お見通し過ぎて怖い…。て言うか、マスターと他の…猫達??
『…お客が来た。ニコルス、あとは頼んだ』
……。
声は聞き取れなかったが、ニコルスの口元が僅かに動いたのがわかった。恐らく、オーナーに返事をしたのだろう。
とりあえず、部屋を見渡す。
「ココガバスルーム」「コレ、クローゼット」
ドアを開けながらニコルスがあちこち紹介してくれる。
お風呂とトイレは3点ユニットバスだった。
キッチンコーナーは小さなシンクがあるぐらいでガス栓がない。まぁ、3食賄いつきならコンロはいらないかな。電子レンジぐらいは置くか。