きっと あなたと・・・
第19章 ージュースー
瑠風くんがくれたおにぎりが思いのほか大きくて、
もぐもぐしながらステージ袖に向かうと、
隼人が呆れた顔で笑ってた。
隼人『お前な・・・モグモグしながら歩くな(笑)』
「だって、時間ないもん」
隼人『今日は飯食わないと思ってたのに、珍しいな?』
私はおっちょこちょいだし、気を緩めると失敗しそうだから
イベント当日は、終わるまでほとんど食事をしない。
「んー・・瑠風くんがくれた」
隼人『あ~・・・そりゃ断れないな(笑)』
ほんと・・・あの目で見つめられると吸い込まれそうで、
ちょっとドキドキしちゃった。
よく見てるよね・・・
今まで食事してないことを気にしてくれた子なんていないよ。