きっと あなたと・・・
第72章 ー雷ー
お互いびっくりした顔で目が合ったまま、何も言えなくて、
また空が光ると、さっきよりも大きな雷が鳴って・・・・
思わずぎゅっと目をつぶった。
もうやだ・・雷はほんとにほんとにすっごい苦手・・・
小さい時からダメなんだよね。
竜之介『・・・・しおりん??』
「あ・・・ごめん・・起こしちゃったね、大きい音がしたから倒れてないかと思って、
ごめん勝手に入って・・・あ、向こう行ってるね??
湊さんも戻ってくると思うし」
なんだか気まずくて、さっと立ち上がるとリビングへ戻った。